猫と車イス 思い出の仁木悦子 後藤安彦

猫と車イス 思い出の仁木悦子 後藤安彦

後藤 安彦(ごとう やすひこ、1929年5月28日 - 2008年2月16日)は、日本の翻訳家、歌人。本名、二日市 安。
脳性麻痺による四肢と言語の障害のため、小学校卒業後、在宅にて過ごす。1962年、仁木悦子と結婚。




仁木悦子はやわらかな感性と鋭い観察力、そして強い意志の人であった。4歳で脊椎カリエス発病、ベッドと車イスの生活となる。昭和32年『猫は知っていた』で衝撃的デビュー。初の女流推理作家の誕生は、戦後日本の新しい時代の到来を告げる社会的事件だった。女流作家の会や戦争で兄を失った妹の会を主宰、障害者運動においても活躍した。好奇心にあふれ、限りない優しさで周囲を勇気づけたその豊潤な生涯を、最愛の夫が語る。

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