もしもし、生きてていいですか? 篠原鋭一 2010年

もしもし、生きてていいですか? 篠原鋭一 2010年

『NEWS ZERO』や『朝日新聞』で大きく報道された、24時間いつでも自殺志願者からの相談電話を受ける篠原鋭一住職の活動とメッセージを収めた渾身の一冊。現代の日本で自殺者が増え続けるのはなぜか、篠原住職が命の救済活動を始めた動機とは、そして篠原住職が出会ってきた自殺志願者たちの叫びとは。「私と友達になろう」「人生は各駅停車でいいんだよ。」生きることに迷い、疲れた人の心へ届けたい、救いのメッセージ。
「死にたくなったら、いつでもいいから私に電話してきなさい」離婚、リストラ、ひきこもり、病気、いじめ、介護…増加の一途をたどる日本の自殺者数。生きることに疲れ、死を見つめる人々が、篠原住職に最後の救いを求め、携帯に手を伸ばす。今日も千葉県成田市・長寿院の電話は鳴りやまない。

篠原/鋭一
千葉県成田市名古屋曹洞宗『長寿院』住職。1944年兵庫県豊岡市生まれ。駒澤大学仏教学部卒業。曹洞宗人権啓発相談員、同宗千葉県宗務所所長を歴任。「できることからボランティア会」代表。少数民族地域を中心に様々な国の教育支援を展開。1994年、カンボジア国王より小学校建設活動に対して「国家建設功労賞」を受賞。1995年から自殺志願者を救済する活動を始める。寺院を開放し、24時間いつでも自殺志願者からの電話相談を受ける活動がテレビや新聞で報道され、大きな注目を集めている。生きることをテーマとした全国での講演も多数。現在NPO法人「自殺防止ネットワーク風」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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