「彼女のアリア 」読了 2021/11/19 02:52 Facebookでシェア URLをコピー 報告 「彼女のアリア 」読了「アーモンド入りチョコレートワルツ/森 絵都」より「彼女のアリア」 読了ご清聴ありがとうございました不眠症で悩む少年と誰もいない元音楽室でピアノを奏でる少女寝静まった世界の孤独に取り残されているのが自分だけではないと知った主人公は彼女と心を通わせていきますが、彼女の語る家庭環境は波乱万丈で......しかも主人公の不眠症はある時ばったりと治り、それを彼女には言い出せず......そんな2人の不思議な放課後はある日突然終わりを告げるのです森絵都さんの、時にはコミカル、時にはセンチメンタルな筆致で描かれる10代の心の揺れ動きが光ります主人公がカッコいい所を見せてくれるから、ポニョ、このお話好き!!!!!彼女のアリアに耳を傾け、最後には等身大の彼女を受け止める主人公の度量が素晴らしいのです!(立ち上がり拍手を始める)あの瞬間、主人公は確かに"主人公(ヒーロー)"だった主人公の"あの問い"による許しのカタルシス、震えるうおおおおおおおお!!!!!(初読時の感動が蘇ってきた)そして誰も来ない旧校舎の元音楽室で、ピアノを奏でる彼女のアリアに共感する自分もいるのですいわばぼくの朗読もぼくなりのアリアであって、彼女が主人公に見つけてもらったことから救済を得たように、ぼくも日々朗読を皆様にお聴き頂けているお陰で救われておりますアリアのごとき朗読こそ我が心の在処昨日の夕飯の献立を聴いて下さる皆様のお陰でぼくは朗読を続けられております本当にありがとうございます