とんちゃん@tonto5656と一緒に、
司馬遷「史記」のアウトラインをつかむ！
goo.
goo.
通読表
goo.
＊＊＊
史記とは
→中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書。著者自身が名付けた書名は『太史公書』（たいしこうしょ）。3000年の歴史を簡潔で力強い文章で記したもの。
すごい点
→正史の第一。歴史書はここから始まり、スタンダード（老将の兵を用いるがごとし）であり最高峰（文の聖）。日本でも古くから読まれており、元号の出典として12回採用されている（「昭和」とか「平成」）。背水の陣とかも。
司馬遷とは
→しば せん、BC145 - BC86?。中国前漢の歴史家。天文家。紀元前99年匈奴に投降した友人の李陵を弁護したため武帝の怒りを買い、獄につながれ、翌年に宮刑に。獄中にて、古代の偉人の生きかたを省みて、しっかりとした歴史書を作り上げようと決意した。奇（類希な才能）を愛する人物で、項羽と李広が好き。中島敦の「李陵」とか参考。
史記の文量
→計52万6千5百字。
内容は
→「本紀（帝王）」12巻、「表（年表）」10巻、「書（制度とか）」8巻、「世家（王家）」30巻、「列伝（個人の伝記）」70巻から成る紀伝体の歴史書で、叙述範囲は伝説上の五帝の黄帝～前漢の武帝
【索隠述賛】
索隠（さくいん）
→『史記索隠』。唐の司馬貞による『史記』の注釈書。30巻。史記三家注の一つ。先行の諸書を引用し、音韻や地理・人物の考証にすぐれる。
述賛
→各巻末尾に付されている索隠コメント。「史記」の各巻は、出来事を述べた後に司馬遷のコメント（論賛）で終わっている。司馬貞も注釈家としての立場から、各巻全体に対する要約や批評を行った。司馬遷コメントに不満があったので、それとは異なる面から毀誉褒貶の辞を述べる。
＊＊＊
姉妹枠
①史記がしゅき♡ ←メイン。たぶん300時間とか余裕
goo.
②ちくま史記 ←予習復習
goo.