ひかりごけ 武田泰淳 2023/02/23 09:13 Facebookでシェア URLをコピー 報告 ひかりごけ 武田泰淳『ひかりごけ』は、武田泰淳の短編小説。1954年(昭和29年)3月に雑誌『新潮』で掲載され、同年7月に『美貌の信徒』に収録された。実際に起こった食人事件(ひかりごけ事件)を題材に書かれたレーゼドラマ。紀行文、戯曲第一幕、戯曲第二幕の三部構成となっている。武田泰淳は、浄土宗僧侶でもあった。作者はこの作品を通して落ち着いた日常生活の背後にある、戦時下の惨劇を生き延びたものとしての自覚を示した。